創業1772年 岩手県最古の酒蔵 菊の司

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【「菊の司酒造 [非公開]2025」正解発表!】

いつも菊の司酒造のお酒をお楽しみいただき誠にありがとうございます。

 

原料米・精米歩合・酵母・火入れ有無などすべてのスペックが【謎】の日本酒「菊の司酒造[ 非公開 ] 2025」。

「非公開」7年目の今年も本当にたくさんの方々から挑戦していただきました。ありがとうございます!

またお取扱いいただきました酒販店様ならびに飲食店様におかれましては、当商品の趣旨にご賛同いただき、お客様に楽しんでいただけるよう、多大なるご協力をしていただきました。重ねて御礼申し上げます。

いよいよ利き酒クイズの正解発表です!

 

 

 

 

 

~ここから先ネタバレ注意~

 

 

 

 

 

 

①このお酒の特定名称は?

[ 非公開2025]の特定名称は「純米大吟醸」です!

 

特定名称とは、規定されている条件を満たすお酒に表示することができるもので、醸造用アルコールを添加している「本醸造」系のものと、添加していない「純米酒」系に分けることができます。

そして精米歩合によってさらにクラス分けがされ、選択肢にもある大吟醸などの特定名称を謳うことが可能になります。

なお大吟醸・純米大吟醸を謳うためには精米歩合50%以下である必要があります。そのためこの後の精米歩合の問題も答えが絞られる…という仕掛けになっているのです!

 

 

②このお酒に使用されているお米は?

[ 非公開2025]の原料米は「結の香」です!

今回は岩手県内と県外の酒造好適米が2種類ずつ選択肢に挙がっていました。

この選択肢の中で岩手県の酒造好適米は「ぎんおとめ」と「結の香」、県外の好適米は「酒未来」と「山田錦」です。

多くの方が選んだ「結の香」に関しては岩手県内では初めて大吟醸用のとして開発された酒米で、お米の中心部にある心白と呼ばれる部分が大きくタンパク質も少ないため綺麗な味わいになりやすいという特徴があります。

 

③このお酒に使用されているお米の精米歩合は?

[ 非公開2025 ]の精米歩合は「40%」です!

多くの日本酒造りの場合、使用するお米の外側を磨き落とす精米という工程があります。実際に使用する白米の玄米に対する重量比を精米歩合(せいまいぶあい)といい、精米歩合40%とは玄米の60%を磨き落とした白米を意味しています。

高精白のお米(=米粒の大きさが小さい)は、比較的軽快できれいな味わいになりやすい傾向があります。

今回の「非公開2025」はどちらかというと重厚感にある味わいと捉えていただいた方が多かったのか、50%と60%を選択されている方が多い結果となりました!

 

④このお酒のアル添の有無は?

[ 非公開2025 ]は「アルコールを添加していない」日本酒です。

この問題も①の問題と同じくラベルの原材料名をよく見ると、簡単に答えることができます。

「本醸造酒」などの原材料名に記載されている「醸造アルコール」は、搾る直前のもろみに添加する、原料として添加が認められたアルコールです。

アルコール添加(通称:アル添)は糖分やアミノ酸などのエキス分を低くして、キレの良い味わいに仕上げたり香りを引き立たせたりするために行う、意外と歴史の古い伝統的な技術です。

これを行わないものは特定名称に「純米酒」の表記をすることができます。

 

⑤このお酒の火入れの有無は?

[ 非公開2025 ]は「火入れをしている」日本酒です。

 

生酒は酒質が変化しやすいデリケートな商品ですが、フレッシュな味わいを楽しむのにぴったりなお酒です。

一方で酒質の変化を可能な限り減らすために、変化の一因となる酵母の殺菌や酵素の働きを止める目的で行われるのが火入れです。

搾った直後のお酒と比べてフレッシュ感はやや感じにくくなりますが、より長い期間品質を保持した状態で保存でき変化の少ない状態で流通させることが可能です。

弊社ではさらに火入れの方法も瓶燗火入れという手法を取っているため、搾った後の味の変化も比較的少ない状態でお出しすることが可能となっているのです!

 

⑥このお酒に使用されている酵母は?

[ 非公開2025 ]に使われている酵母は「K-1801」です!

 

恐らくここが一番の難所!と思われる使用酵母の問題です。

こちらも使用米と同じく岩手県で開発された酵母と日本醸造協会で開発された「きょうかい酵母」の2種類に分けることができます。

「K-701」のようにしっかりとした発酵力を持つ酵母や、「K-1801」のように華やかな吟醸香が特徴で大吟醸クラスのお酒でよく使用されるような酵母など様々な種類があります。

そして「ゆうこの想い」と「ジョバンニの調べ」は岩手県で開発された酵母で、特に「ジョバンニの調べ」は全国新酒鑑評会でも金賞を受賞する県内のお蔵さんも増えてきている注目の酵母です。

今回は吟醸香を感じた方の中でも、岩手県の酵母ということでジョバンニの調べを選んだ方が大多数だったようです!

 

まとめると…

「菊の司酒造 [ 非公開 ] 2025」のスペックはこのようなお酒です。

 

文章でまとめると、

「香り華やかで米の旨みや甘さもある濃淳な純米大吟醸酒」といったところでしょうか?

そして、このスペックと同じ商品がこちらです。

 

今回の「非公開2025」の真の姿は「純米大吟醸 菊の司 結の香仕込」でした!

また令和6年度に搾ったものに関しては全国新酒鑑評会で金賞を受賞しております!

なお、こちらの商品は純米大吟醸ということもあり、比較的乾杯のお酒として飲んでいただくことの多い印象の一本ですが、

日本酒は単体で楽しんだり、お食事も和食だけでなく、物によってはピザやビーフシチュー、フルーツなどと合わせることもできます。

皆様にはたくさんのお酒と触れ合い、自分だけの楽しみ方を是非見つけていただきたいです!

そしてこれからも皆様へ美味しいお酒をお届けできるよう、私たち菊の司酒造一丸となって学びを深め協力しながら進化を続けて参ります。どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

菊の司酒造「非公開」はあえてスペックを一切公開しないまま「利き酒を楽しむ商品」として企画し、発売しました。

その結果、たくさんの方に日本酒を自分の感覚で楽しんでいただくことが実現し、たくさんのお客さまのお声をいただくことができました。蔵人一同、本当に嬉しく思います。

 

日本酒を「情報で嗜む」のではなく「感覚で楽しむ」おもしろさに気付く、そんなちょっとしたきっかけになれば幸いです。

 

プレゼント企画については後日全問正解された方の他、参加賞に当選された方へ、『kikunotsukasa.1772@gmail.com』アドレスよりメールを送信させていただきます。

メールを受信できる様、ドメイン設定を解除して頂いただくか、又はドメイン『gmail.com』を 受信リストに加えていただきますよう、お願い申し上げます。

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